予防歯科

リスクにあわせた予防治療

それぞれのリスクにあわせた予防が大切

リスクにあわせた予防が大切
サリバテストでご自身の虫歯リスクがわかったら、どこをメインテナンスしていけば健康な状態を保てるかがわかってきます。ここからがご家族それぞれの予防治療のスタードです。

ミュータンス菌が多い方の予防

キシリトール入りのガムを一日に数回噛もう!
キシリトール入りのガムを一日に数回噛もう!
ミュータンス菌は虫歯の原因菌です。歯面への付着力がとても強く、一度感染するとなかなか減らない菌です。1歳〜3歳頃は感染の窓葬と言われる時期で、主に母親からの唾を介した感染が多いとされています。 キシリトールはミュータンス菌を抑制する効果があります。 ミュータンス菌が多い場合には、100%キシリトールガムを一日に数回噛むことをお勧めします。

ラクトバチラス菌が多い方の予防

丁寧な歯磨きを心がけ、甘いものをとる回数に注意!
丁寧な歯磨きを心がけ、甘いものをとる回数に注意!
ラクトバチラス菌は、磨き残しが多い、甘いものを頻回に食べる、虫歯の穴や適合不良の被せ物があるなど口腔衛生状態が悪いと増えやすい菌です。しかし、付着能力は弱いため環境が変わることで減少する可能性も高い菌です。 ラクトバチラス菌が多い場合、丁寧な歯磨きを心掛け、甘いものを摂る回数に気をつけましょう。また、適合不良の被せ物がある場合には精度のよい補綴物に替えることをお勧めします。

唾液の量が少ない方の予防

よく噛んで食事し、食後にはキシリトールガムを。
よく噛んで食事し、食後にはキシリトールガムを。
唾液には、食後酸性になった口腔内を中性に戻し、歯の再石灰化をする作用があります。その他、抗菌作用や湿潤作用など歯を守る様々な作用があります。 唾液量が少ない場合、水分を十分に摂り、よく噛んで食事をするよう心がけましょう。また、食後にキシリトールガムを噛むことで唾液分泌が促されます。薬の副作用で唾液が出にくくなっている場合には、他のリスクも考慮し、場合によっては主治医の先生と相談した上で薬を変更することもあります。

唾液の中和力(緩衝能)が低い方の予防

よく噛んで食事し、重曹によるうがいも効果大
よく噛んで食事し、重曹によるうがいも効果大
唾液には虫歯菌が出した酸を中和し、口腔内を酸性から中性に戻す作用があります。これは唾液中に含まれる重炭酸イオンによるものです。 唾液の中和力が弱い場合には、よく噛んで食事をするよう心がけましょう。中和力が極端に弱く、他のリスクも高い場合には、重曹による洗口をお勧めすることがあります。

一日の食事回数が多い方の予防

3度の食事に抑え、間食は1〜2回まで
3度の食事に抑え、間食は1〜2回まで
食事や間食、糖類の入った飲み物を摂ると、直後から虫歯菌が酸を産生し、口腔内は酸性に傾き、歯の脱灰(歯面の溶解)が始まります。お水やお茶、無糖のコーヒー・紅茶以外のほとんどの飲食物を摂ることで脱灰が起こります。飲食回数が多いと、歯が溶けている時間が長くなり、虫歯になりやすくなります。 飲食習慣において重要なことは、量や内容よりも回数です。3度の食事に加え、間食は1〜2回までに留めることをお勧めします。

プラークの量が多い方の予防

丁寧なブラッシングに加え、フロスや歯冠ブラシを利用
丁寧なブラッシングに加え、フロスや歯冠ブラシを利用
一日一回は時間をかけて丁寧に磨きましょう。歯と歯の間のプラーク除去には、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを使用しましょう。 丁寧なプラークコントロールは、虫歯予防だけでなく歯周病予防にも繋がります。

フッ素の使用をしていない方の予防

フッ素入り歯磨きやガムを利用して賢く虫歯予防を
フッ素には歯の再石灰化を促し、歯質を強化する作用があります。虫歯はフッ素欠乏症葬と言われることがある程フッ素と関連が強く、虫歯予防には毎日のフッ素の使用は欠かせません。海外では、虫歯予防のためにフッ素が水道水に添加されている国もあります。日本では、フッ素が水道水に添加されていないため、フッ素配合の歯磨き粉などを毎日欠かさずに使用する必要があります。 フッ素を使用する際のポイント
  1. フッ素配合の歯磨き粉を使用しましょう
    歯磨剤を選ぶ際には、フッ素が配合されているか確認して購入しましょう。高価なものに案外フッ素が入っていない場合もありますので、価格ではなく成分で選ぶようにしましょう。薬用成分の欄に、「フッ化ナトリウム」または「モノフルオロリン酸ナトリウム」と書かれていればフッ素が配合されています。
  2. うがいは1回にとどめましょう
    フッ素は、口腔内に停滞することで虫歯予防効果を発揮します。うがいを何度もしてしまうと、フッ素の持つ再石灰化作用や歯質強化作用はほとんどなくなってしまいます。フッ素入りの歯磨き粉を使用した後の洗口は少量のお水で1回にとどめましょう。特に、就寝前の歯磨きの際にフッ素が十分に停滞していることが重要です。
  3. フッ素のうがい薬やジェルを併用しましょう
    虫歯のリスクが高い場合には、歯磨き粉に加え、フッ素のうがい薬やフッ素ジェルをお勧めしています。就寝前に再度フッ素洗口を、もしくはフッ素ジェルを使用することで、唾液の分泌が極端に低下する就寝中もフッ素による虫歯予防効果が持続します。
※唾液検査は保険外の検査となるため、検査キット代として¥3,150をご負担頂いています。